浄土宗神奈川教区テレホン法話 第1057話

千光寺 小野 正彦今回は縁について考えてみようと思います。私達は生きていく中でたくさんの縁を授かっていると思います。両親がいて自分が生を授かり、両親にも両親がいて、その流れを継いで自分があるわけです。ご先祖のお陰ですね。そして生きて行く中で人との出会いがたくさんあると思います。出会いがあって人との関わりを持つことで自分が一人の人間として学びながら成長して生きて行けるんでしょうね。良いこと良くないことを見て、体験して、それをうまく活かして行くのは自分次第でしょうけれども、人との関わりって大切ですね。肉親、親戚、親友、悪友、友達、仲間、上司、部下、他にも気付かないうちに関わりを持つことがあると思います。それこそが縁なのだと思います。それこそが縁なのだと思います。また、私達はこの自然とたくさん関わりを持っています。光と水と大地、この中で育ったものを肉や魚や野菜や果物として食べていられるんですね。自然の中で、自然や人との関わりに恵まれてじぶんが生かされているんだと思います。自分が生きている中のそのすべて縁なのでしょうね。人だけでなく、自然の中で生きているものも命があるんですね。だからこそ自然は大切なのだと思います。食べる時のいただきます。そしてたくさんの縁に対してありがとう。言葉だけではなく、そういう気持ちを持って生きて行きたいものです。みなさんはどう思われるでしょうか。

次回は12月11日にお話がかわります。