浄土宗神奈川教区テレホン法話 第906話

 お念仏の功徳と最新長寿医学「元気で長生きの秘訣」 お念仏、第3回目をお話しさせて頂きます。
 前回お話し致しましたように元気で長きを決意する。また具体的に自分で元気で居る姿をイメージすると言う事でございます。
 なぜかと申しますと、よくスポーツ選手がイメージトレーニングをして、スポーツを実際にする前にうまく行く事を何度も何度も頭に思い描がいて、その具体的なイメージが出来たあとにチャレンジすると言う事がよく知られています。
 私達の人生も同じでございまして、具体的にその元気でいる姿をイメージをして、こう言う時にはこう言う事をやっていようと、その具体的な目標を設定して頂き、そのイメージをずーっとお持ち頂きたく思います。
 その目標達成の為にも重要でございまして、皆様が元気で長生きを決意すると、その一瞬間から決意意識が体を替え、その人生を替えて行くことと信じております。
 また、この最新長寿医学では延べておりませんが、私共は必ず人生の最後を迎える時が来るわけでございますが、その事に付きましても法然上人はいったいお念仏はいつ称えるのが大事かと言う事につきまして、「臨終の念仏が大事だ」と言う風にしてお答えになって居ります。
 また、それに付きまして「じゃあ死ぬ時だけお念仏を申せばいいのですね」と言った時に、法然上人は「じゃあ貴方はいつ自分の死が来るかご存知ですか。」。最後亡なる時にお念仏を称えれない事が多くありまして、そう言う時には普段お称え頂いて居るお念仏が終わった時が臨終のお念仏になる時でございます。
 そう言う意味で、日々毎日お念仏をお称え頂くと言う事が非常に重要でございます。
 それを通し、必ず阿弥陀さま、ご先祖さまにその声をお受止めて頂き、私達が人生最後を迎えた時には必ずお迎え頂けると言うのです。
 その教えを強く信じ具体的のイメージを持って安らかな気持ちで生活をして行きたいと思って居ります。

     年度メニューへ  次へ