浄土宗神奈川教区テレホン法話 第1125話

今回の法話は未来世についてお話し致します。前二回の法話にて、現世は離れ難き輪廻の苦海である事と、されど今生は仏の真実義に出会い、過去世から連なる生死の理を得て、自身の命を見出すことの出来る唯一無二の世界なのだとお伝え致しました、阿弥陀様、お釈迦様という二尊のあわれみに抱かれて、善導大師、法然上人という二祖の恩徳に導かれ、累々と連なる命の旅路に結ばれたる縁深き先達と先祖、家族の共生が在ったればこそ、この私は「受け難き人身を受けて、あい難き本願にあいて、發し難き道心を發して、離れ難き輪廻の里を離れて、生まれ難き浄土に往生せんこと悦びの中の悦びなり」と心素直に頂戴して、「安楽」という名の阿弥陀仏国土こそ、未来世に生まれ往くべき処と心に定める事が出来るのです、三世の共生・倶会一処を叶えてくれる本願念仏を、心の杖として往く旅路の何と心丈夫な事でしょうか、『 共生の 念仏重ね 生まれ往く 心は定 西方浄土 』法話の最後にご一緒にお十念をお称え致しましょう、同唱十念 南無阿弥陀仏・・・・・・・南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

次回は11月1日にお話が変わります。