浄土宗神奈川教区テレホン法話 第1127話

今日もテレホン法話をお聞きいただきましてありがとうございます。
あなたは、いつも「目標」をもって過ごしていますか。目標をもっているのといないのでは、その人の生き方が変わってきます。しかし、その目標があまりにも高すぎると逆にダメな場合があります。メジャーリーグで活躍しているイチロー選手も「夢は大きく、でも目標は手が届くところに・・・」と言っています。目標を高く設定しすぎると、いきづまった時に「自分には無理だ」という気持ちが出てきます。少し手を伸ばせば届くような目標を設定する事により、「頑張れば出来る」という意欲がわきます。その目標が達成出来たら、また次の目標をつくる。そのように、頑張れば乗り越えられる目標を常に追いかけることで、自分の意識が変わってくるはずです。意識が変われば行動が変わります。行動が変わると習慣が変わり、自ずとその人の生き方が変わってきます。
ところで、私達浄土宗宗徒の目標って何でしょうか。それは、阿弥陀様がいらっしゃる極楽浄土に往生する事です。阿弥陀様は、「わが名を呼ぶものはすべて極楽浄土に迎える。」お誓いになっていらっしゃいます。私たちはそのお誓いに報いる為にお念仏をお称えします。
お浄土では、亡き大切な方とも再会が果たせます。いつかお浄土に往くために、お念仏をお称えいたしましょう。
一日100回。それは高い目標でしょうか。
ならば、毎日続けられる50回・30回・10回・・・。
是非ご自身で目標を決めて日々お念仏の中にご生活下さい。

次回は、11月21日にお話がかわります。