浄土宗神奈川教区テレホン法話 第756話
この世の中少子化がすすみ又高齢化して1人ぐらしのお年寄が増加しつつあるとのこと。私共のまわりを見ても子供が少なく檀家まいりに行っても余り子供は見かけない子供が少ない所に来て今の子供達は学校から帰ってもすぐ塾に行ってしまい忙しい日々を送っていす。地域でも高齢者を対象としたボランティアがさかんである。病院の送りむかえ、庭の草とり、買物サポートなどいろいろなボラソティアがあるらっしい。しかし本日お話しする無財の七施はだれにでも出来ることです。ボランティアの基本じゃないかと思っています。1つは身施といって身の施しです。だれにでも敬いを忘れず身をもって施すことです。2つは心施といって地のために心を配る施しです。善き心で思いやりの心をもってつくすことです。3つには和顔施といっていつも和やかな顔、やさしい顔のことで、ほほえみの施しです。4つには眼施といって眼の施しです。いたわりの眼やさしい眼なざしです。5つには愛語施といって言葉の施しです。ひと言のやさしいあたたかな言葉づかい、いたわりのあることばなどです。6つには床座旋といって座席の施しです。老人や身障者などに席をゆずることです。7つには房舎旋といって、ひとときいいこいの場与える施しです。雨の日は傘をかっしてあげるとか、病人や老人にひとときの休息そっすすめるのも施しのひとつと云えましょう。この7つの施しをざっと見てもたとえ財産はなくとも誰にでも出来ることです。しかっしいざやってみると大変むずかしいものと感じます。みな自分の身と口と心でおこなえる簡単なことのようですがいざとなるとなかなか出来ないことです。 私達はこの7つの内、やさしいほほえみと温かい言葉だけでも心がけていきたいと思います。