浄土宗神奈川教区テレホン法話 第849話

 皆様こんにちは、さて皆様は遊園地にある「ジェットコースター」をご存じですか?
 実際に乗ってみたことがなくとも、テレビなどでどの様な乗り物かは御覧になったことはありますでしょう。
 あの「ジェットコースター」ゆっくりゆっくり登って、登り終わると今度はスピードを速めて下っていく、そして右や左に急に曲がったりと大変動きが変化する乗り物です。
 この「ジェットコースター」の動きというのは、私達の人生によく似ていると思いませんか?
 ただ大きく違う点があるように思われます、「ジェットコースター」の動きは、前を見ていると予測がつきます。
 でも私達の一生は振り返って見た時にはじめて『ああ、あの時は上り調子だったなあ〜』ですとか『あの時は寄り道してしまったな〜』と分かるのです。
 そして「様々な苦しみや悲しみ、そして煩悩」というレール上を走る「人生」という名の「ジェットコースター」も最後に必ず「臨終」という終点に着きます。
 その後私達は何処に行くのでしょう?
 私達は誰もが「人生のジェットコースター」に乗る前から「阿弥陀如来」様の光明に照らされているのです。そして、その光に気づかせて頂き「南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏」と「お念仏」を称え続けていると、「臨終」という終点の後に「阿弥陀如来」の「西方極楽浄土」へ往生させて頂くことができるのです。
 それこそが「本当の幸せ」ではないでしょうか。

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