浄土宗神奈川教区テレホン法話 第887話
今回は有名な坂村真民さんの作品です。
「わたしは今に生きる姿を花に見る。花の命は短くて。など嘆かず今に生きる。花の姿を賛美する。ああ咲くもよし、散るもよし。花は嘆かず今に生きる。」
さまざまな花が四季折々私達を楽しませてくれます。
わたしたちも一日一日を積み重ね、今この時を生きています。
花の命は私たちに比べてはるかに短いですが、限られたエネルギーを最大に発揮しているがゆえ、美しき花を咲かせることができるのではないでしょうか。
この詩から生きる私たちに忘れがちなことを教えてくれているような気がします。
今のこのときを生きている環境は花もわたしたちも同じ。
花は咲くのを信じているがゆえ、美しい花をつけます。
私たちは阿弥陀さまの浄土を信じ、日々念仏申すことで、その心に誰にも負けない大輪のたくさんのきれいな花を育て咲かせましょう。
その育て咲かせた花々で大きな花園を作ってお浄土へのお土産にして、あみださまにさしあげに行きたいですね。